交流1 生協前で宗教勧誘されたときのお話。

 時系列を理解しやすくするために、交流"n"というナンバリングをふりました。参考になれば幸いです。

 

 最初に勧誘されたのは、僕が1年生のときで、11月頭だったと思います。その日は必修の実験が長引いており、学校自体が終わるのは午後5時30分くらいになってからでした。

 (当時やっていた実験は実験Aのエアトラックです。クソ実験として有名でした。)

 19時くらいからサークル活動があったので、休憩と時間つぶしを兼ねて、生協前でのんびりおやつを食べていたと思います。そして、そんな風にしてぼーっとしていると、なんか若い男二人組に話しかけられました。(彼らは当時4年生の電通大生でした。一人はチャラそうな人で、もう一人はいかにも理系男子といった感じの人で、どちらもがっしりとした体型でした。)曰く

「僕たちはV(仮名)というサークル活動の一環で、アンケート調査をしているんだ!」

とのことでした。そのVとかいう名のサークルは聞いたことが無かったので、どういうところなのかを聞いてみました。すると、他の大学間で交流のあるサッカーサークルで、社会人ともかかわりがある、そうして、学生と社会人との間で交流ができる云々などという返答がきました。怪しいですね。

 アンケートの内容は、何年生で、どのような事柄に興味があるのか…などといった進路関係のものでした。それに答えた後にいろいろ会話をしました。内容は確か物理のロマンを僕が熱弁していただけのような気がしますが、なんだか盛り上がっていた(彼らに盛り上げられたという方が正確かと思いますが…)のは確かです。

 そうして、適度に話が落ち着いたころ

「これだけ盛り上がれるような人と、もっと交流したい!」

 とかなんとか言われて、LINEを交換しました。そののち、サー棟(サークル棟。サークル固有の部室がある)に移動して考えました。

 怪しい。胡散臭い。(それはそう!)けれど、まあ何か怪しいことがおきたら、そのときに文句を言うなり喧嘩をすればいいだろうし、それはそれでまあ面白いだろうなどと少し楽観的に考えて、特にこれといってブロックするなどはしませんでした。

 そしてサークル活動が終わり、帰りの電車に乗っていたころ、二人組のうちチャラい方の人(春日(仮名)と呼称することにします)からLINEが来ました。

「きょうはたのしかった!!!ありがとう!!」

 みたいな程度のことです。それからしばらくは、そこまで仲良くない女子とのLINEみたいな、他愛もない話題に1日おきに返事をするようなLINEのやりとりが続きました。

 そうして半月ほど経ったのち、その春日から

「夜、食事会やるんだけど、来ない??」

みたいなお誘いが来ました。 (つづく)

 

ーーーあとがきーーー

 摂理という宗教団体は、教祖のチョンミョンソク(鄭 明析、정 명석)の趣味だからなのだろうと推測されますが、サッカーが盛んなようです。サッカーを通じて交流したり、試合の後汗を流してやる…みたいなことがあるそうです。僕はスポーツ嫌いなので否定的な生返事をしていましたが、信者の人たちによくサッカーに誘われました。

 また、ここでは彼らはアンケートをとる勧誘手法をとっていましたが、他の怪しい団体も同様に、アンケートを勧誘の起点として用いることが多いという傾向があるように思われます。この出来事がある前、僕は日本共産党の議員と民青同盟の連中が街頭で取っていたアンケートに答えたら、適当な会話を持ちかけられて最終的には民青同盟の加入書(みたいなの)と赤旗新聞の契約書を書かされそうになったことがありました。アンケートをとってます!みたいな連中には注意を払う方が良いものと考えられます。